税理士によるコラム
家族が亡くなられてご遺族が相続税の相談におみえになっても時すでに遅しの感。
私共税理士が申告の際せいぜいお手伝いできることは税法上許される相続財産の評価額を抑えるマイナス要因を見つけたり、二次相続を見越した相続財産の分割の仕方くらいしかないでしょう。
しかし、生前であればいろんな面から考え工夫もできます。
配偶者の老後の生活はどう担保するか、次世代の誰に、何をどういう形で遺していくかなどの青写真ができておれば、考えるべき生前対策は次の3点から考察できます。
贈与にかかる軽減措置はいろいろあります。
この場合、もし我家に相続が発生した時どの位相続税を支払う必要があるかを把握しておれば納税負担の概算がみえ、その資金確保もたやすくなりますし、安心もできます。
相続対策は一定のビジョンをもとに早目に思い立ってください。